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HOT ROD CUSTOM SHOW2008でBEST OF SHOWを獲得した'27年フォード・モデルTGalaxian(ギャラクシアン)”。 このパラダイスロードのビルダー下平氏が制作した珠玉のショーロッドを2回に渡って詳しく観ていこう。

'60s KUSTOM RODが生まれた時代背景

このGalaxian(ギャラクシアン)についての詳しい内容は、下平氏自らの説明で、次回3月中旬に紹介予定。
今回は、ギャラクシアンのルーツといえる「'60s KUSTOM ROD」が生まれた時代背景をまず知ることが重要だと考え、以前に'60sKUSTOMについて僕が書いた文章に、新たに加筆したものをますは紹介しよう。
1957年10月、ソ連が世界初の宇宙ロケット(人工衛星)「スプートニク1号」の打ち上げに成功した。ソ連に先を越されたこと、そして宇宙が現実になったことで宇宙ブームがアメリカで一気に加熱。人々は宇宙に夢を馳せ、家具屋電化製品はスぺーシーなデザインを採用し始めた。
同時に、クルマのボディフォルムも'50年代の丸みのあるデザインから、しだいにワイド&ローのスクエアなデザインにシフトしていき、テールフィンを代表するスぺーシーなデザインが顕著になった。
このような時代背景から、当然のごとくカスタムシーンにも宇宙ブームが押し寄せる。カスタムにスぺーシーなイメージがフィードバックされ、ショーカーやチョッパーは未来の乗り物をイメージしたモディファイが施されるようになった。
余談だが、'50年代、若者の社会への反抗が生んだ「ビート族」と呼ばれたカウンターカルチャーの最先端にいた人物たちや、その文化の総称として使われる「ビートニク(Beatnik)」という言葉は、スプートニクの「ニク(nik)」に引っ掛けて、意図して作られた造語であった。これが'60年代のサブカルチャー、カウンターカルチャーに多大な影響を与え、今に繋がるポップカルチャーのルーツとも評されているのだ。もちろんカークラブ「ビートニクス(Beatniks)」の名前もここに由来する。
 '60年代に入ってからは、ますます宇宙ブームが加熱し、当時の著名なカスタムビルダーたちは積極的に最新のテクニックを取り入れてショーカーを製作した。
政治的はベトナム戦争やキューバ危機、そしてケネディ大統領暗殺と、アメリカが衰退へ向かう混沌とした時代でもあった。一見して繁栄を享受しているにも関わらず物騒な時代。そんなネガティブな現実を払拭するように、おそらく当時のビルダーたちはカスタムに夢を託し、未来をイメージしながらショーカーを製作していたのだろう。
その姿勢に、ビートニクと同様、混沌とした社会情勢へのアンチを感じるのは、はたして僕だけだろうか。

ギャラクシンの詳細については、来月中旬に原稿をアップ予定!ギャラクシンの全てが分かる内容となります。

to be continued...